ベンチに飾られている白い花

男性と比べて女性の場合は転職をするタイミングがいくつもありますので、いつ転職するべきなのか迷ってしまいがちです。
結婚の前後や出産の前後は特に考えなければならないタイミングです。
どのタイミングで転職をするのが良いのでしょうか?

結婚の予定はありますか?

会社に就職する場合、必ず面接を受けることになりますが、そこで「結婚や出産の予定はありますか?」と聞かれることが多いです。
未婚女性の場合でも出産の予定を聞かれるケースがあります。
この質問にはどのような意図が隠されているのでしょうか。

会社側も採用活動を進めるにあたり、良い人材を得ようと考えています。
結婚や出産をしてからすぐに辞めてしまうような人を雇いたくはないというのが本音でしょう。
いきなり仕事を完璧にこなせるような人はいませんので、誰を雇ったとしても基本的には、最初は会社がその人に対し給料という形で投資することになるのです。
せっかく獲得して教育をしたとしても、その人材がすぐに流出してしまっては、会社がその人にかけた時間とお金が無駄になってしまうからこそ、このような質問をすることになるのです。

しかし、結婚や出産の予定があると不利になるというわけではありません。
その後もしっかりと働いてくれるのならば問題無いと考えている企業もたくさんあります。
なので、このような質問をされた場合には、明確な将来ビジョンを持った返答をする必要があります。
結婚後にはどのように仕事をしていこうと考えているのかをしっかりと伝えられるかどうかが成功の秘訣です。

結婚前の転職の方が内定をもらいやすいと思っている人も多いですが、将来と仕事に対してしっかりとしたビジョンさえ持っていれば、それほど不利になるというわけではありませんので安心してください。

結婚前、出産前のデメリット

結婚前や出産前に転職することはデメリットもあります。
例えば結婚前に転職した場合には、転職直後に結婚をすることになります。
結婚式を挙げるとなると、その準備もしなければなりませんし、それに加えて新しい環境での仕事もこなさなければなりませんので、多忙を極めることになってしまいがちです。
また、転職の直後はどの職場でもなかなか有給休暇を取り辛いものですので、ハネムーンに行く時間を確保できないという可能性もあります。

出産の前のデメリットとしては、入社後1年以上勤続していないと育児休業が取れない場合がある点が挙げられます。
育休暇が取れないと、子育てが大変になってしまいますので、この点には充分に配慮する必要があります。

これらのデメリットから考えるならば、結婚前や産前に転職をしてしまうよりかは、結婚後や出産後に転職した方が良いと思います。