アパート

アパートとマンションの違い

アパートとマンションの違いについて、明確な定義が現在ありません。構造上のコストやセキュリティ面などでアパートとマンションには違いがあります。物件を取り扱う会社によってアパートなのかマンションなのかを決めているので、企業ごとに違うようです。一般的なイメージでてきている違いとしては、主に3つあります。

建物の作り

アパートの造りは主に木造または軽量鉄骨造でできています。建築コストが安く2階から3階建ての建物に用いられます。対してマンションは鉄骨造や鉄筋コンクリートで建てられています。頑丈な造りで3階以上の建物に使用されています。3階以上であれば木造や軽量鉄骨造で造られていても、入居者が入りやすいようにマンションとして貸し出されている場合もあります。

防音・防犯性

アパートの場合は壁が薄く隣の部屋に音が通りやすいため、防音性は低いです。耐震性もマンションよりは劣りますが建築基準法で定められている、耐震基準を守って作られているので簡単に壊れることはありません。防犯性に関しては、オートロックや監視カメラがついているマンションの方が高いです。階数も高いのでベランダから侵入される可能性も低くなります。

物件の部屋数

アパートは建物が小規模で部屋数が少ないため、大体のアパートは20世帯ほどです。マンションは階数が高いため部屋の数が多く、世帯数も多くなります。タワーマンションのような大規模なマンションだと100世帯以上が住んでいる物件もあります。

家賃の違い

アパートとマンションでは建築コストの違いで家賃設定されています。マンションは建築コストがかかっているため比較的マンションの方が家賃の設定が高いです。アパートは「家賃を安く抑えたい。」方におすすめです。

その他にも、アパートは世帯数が少ないため隣人の方との接点も多くなり、ご近所づきあいができます。周囲の方とコミュニケーションがとれる環境で過ごしたい方にはピッタリです。対してマンションの場合ご近所づきあいが少ないので静かに暮らしたい人におすすめです。

このようにアパートやマンションの定義はなく、あくまでも一般的な傾向として考えておきましょう。最近ではDIYができる物件や共有スペースがある物件など、賃貸物件の種類も多岐にわたります。

家賃の条件だけにとらわれず、物件を探す前に自分はどのような環境で過ごしたのかもじっくり考えて、具体的なイメージを持つことが大切です。こだわる条件がはっきりすると、自分にピッタリな物件を探せるでしょう。